おおよそ研究というのは、自分の知らない世界を知ることから始まる。

その意味ではこの世界はまったく知らなかった。多少はジェンダー・スタディはかじったつもりだが、ここ何年かでこんな世界が広がっているのだと気づき、赤顔のいたり。著者の取材力もさることながら、現代社会のダイバーシティの可能性に気づかされた。

「男の娘」たち

「男の娘」たち